
戸田恵梨香が主演を務めることで話題となっている、2019年後期の朝ドラ「スカーレット」。
滋賀県信楽を舞台とした今回のドラマに、登場するのが「信楽焼」なのですが、この信楽焼ってどういったものなのでしょうか?
今回は朝ドラ「スカーレット」の放送に伴い、物語のメインとも言える信楽焼を大特集!
信楽の場所、そして信楽焼とたぬきの関係や意味、さらには陶芸村での体験教室まで信楽焼に関するありとあらゆる話題を大調査してご紹介します!
NHKの連続テレビ小説、スカーレットの舞台、信楽
毎回、日本中の話題をさらっているNHKの朝ドラ。
これまでは広瀬すずが主演を務める「なつぞら」が放送されていましたが、いよいよ後期の朝ドラがスタートします。
その新しいNHKの朝ドラというのが、戸田恵梨香が主演を務める「スカーレット」。
女性陶芸家・神山清子の半生を参考に制作されたというこのドラマは、戸田恵梨香演じるヒロイン・喜美子が陶芸の世界へ足を踏み入れるところからストーリーが展開されていきます。
そして、陶芸がテーマとなったこのドラマ「スカーレット」の舞台となるのが、『信楽(しがらき)』という地域。
この「信楽」という地域は一体どんな場所なのか、そして作品の中に登場する「信楽焼」という陶器は一体どんなものなのか・・・。
ドラマ「スカーレット」を楽しむ前に、まずはこの「信楽焼」についてしっかりと学ぼう!ということで、ここからは信楽焼についての様々な情報をまとめてみましたので、ぜひご覧ください♪
信楽焼とは?一体何が違うの?
日本には古くから陶芸作りが行われ、全国各地に深い焼き物の歴史があります。
有田焼、美濃焼、波佐見焼、九谷焼・・・様々な焼き物がありますが、今回NHK朝ドラ「スカーレット」の舞台となる信楽の「信楽焼」とは一体どんな焼き物なのでしょうか?
まず信楽焼とは滋賀県甲賀市信楽町で作られている焼き物で、1976年から伝統的工芸品の指定を受けています。
特徴としては、粗い土質を使っていることから耐火性が高く、保温力もあるのでお茶碗をはじめとする食器や花瓶、タイル、さらにはひな人形なども作られているんですよ!
また焼成の工程により、ほのかに赤い色に発色したり火色のグラデーション、そして灰かぶり・焦げといった色合いや風合いが人気の焼き物です。
また、この信楽焼は日本の焼き物で唯一、大物の作成に適していると言われているのでそういったポイントも他の焼き物との違いと言えます。
今回の朝ドラ「スカーレット」では、この信楽焼がテーマとなっているので、ドラマの中でもたくさんの信楽焼を目にすることができるので、陶芸好きにとってはたまらないドラマなのではないでしょうか。
信楽焼のたぬきの意味とは?いったいなぜたぬき?
たまーに家の玄関先やお店などで目にする「たぬき」の置物。
実は「スカーレット」の舞台となる信楽の焼き物・信楽焼ではこのたぬきの置物が有名なんです。
信楽焼のたぬきの置物の歴史としては、陶芸家・藤原銕造が明治時代に作ったものがはじめと言われています。
また、1951年に昭和天皇が信楽町行幸の際に、信楽焼のたぬきたちに日の丸の小さな旗を持たせ、道に並べたところ、昭和天皇は長く続くたぬきの道に感動し、歌を詠んだというエピソードも。
この昭和天皇のエピソードにより、信楽焼のたぬきが日本中に知れ渡るようになりました。
そして、気になるのがこの信楽焼のたぬきにはどういった意味があるのか・・・、そしてなぜ「たぬき」なのかということですよね(笑)
このたぬきの意味に関しては、「た(他)」「ぬき(抜く)」=『他を抜く』という意味があるようで、金運アップや幸運を招く、商売繁盛、縁起が良い・・・などといった意味を持ち、開運グッズとしてお祝いごとに人気なんです。
確かに、お店の玄関先にたぬきが置いてあるところってありますよね!
あのたぬきにこのような意味があったとは、驚きました!
信楽焼のたぬき作り、陶芸村で体験もできる!
視界に入るとついつい見入ってしまうインパクト大な、信楽焼のたぬきの置物。
実はこのたぬきの置物が体験で作ることができちゃうってご存知ですか?
信楽は陶芸の町ということもあり、こういった陶芸村での体験が人気なんです。
中でも有名なのが『たぬき村』という陶芸村で、日本一と言われる大きなたぬきの置物がお出迎えしてくれる場所があります。
ここでは、信楽焼の焼き物を体験できる陶芸教室があり、ロクロコースや初心者や子供でも楽しめる手びねりコースなどがありますが、なんと「たぬき作りコース」もあるんです!
- 価格:一人2000円
- オプション:オリジナルパーツ、色指定 一か所につき別途300円
- 所要時間:1時間30分~
- 仕上り日数:およそ60日
- お問い合わせ先:(株)信楽陶苑 たぬき村 0748-83-0216
- 営業時間:9時から17時(年中無休)
ウェブサイトには予約フォームがあり、そこから予約することができます。
子供も楽しめるので、連休を使って家族で訪れるのもいいかもしれませんね!
信楽焼のたぬき画像でほっこりしよう!
信楽焼のたぬきの表情って、見れば見るほどかわいくてほっこりとさせられますよね。
しかも、数多くあるたぬきの一匹一匹が違った表情をしていて、見ていて楽しくなってしまいます!
ここからは、そんな癒されるかわいいたぬきたちをお楽しみください♪
前のたぬきはちょっと怖い表情ですが、後ろのたぬきたちがなんともかわいくて思わず笑ってしまいますね(笑)
本当にいろんなたぬきがいるので、見ていて飽きません!
傘をかぶりちょっと首をかしげたところが、なんともかわいい信楽のたぬきたち。
くりくりとしたまん丸な目と、ちょっぴり微笑んだような愛らしい口元がたまらなくかわいいです♪
最近は減りましたが、一昔前にはよく玄関先に飾られていた信楽のたぬき。
このように表札を手の上に置いたかわいいたぬきもいるんですね!
信楽焼のたぬきの置物はオスばかりではありません。
実はメスのたぬきもいるんですよ♪
リボンをつけて愛らしく微笑むメスのたぬき、めちゃめちゃかわいいですよね!
こちらが日本一と呼ばれる信楽の大きな大きなたぬき!
これだけたくさんのたぬきが出迎えてくれると、ジブリの映画「平成狸合戦ぽんぽこ」を思い出してしまいますね(笑)
いかがでしたが?
信楽焼のたぬきたちには、人を癒してくれるかわいさが秘められているような気がします。
画像でこれだけ癒されるのですから、実物が家に一体あると毎日なでなでしたくなるんでしょうね(笑)
長い間多くの人に愛されている意味がわかるような気がします。
信楽焼で有名な信楽、場所はどこにある?
NHK朝ドラ「スカーレット」の舞台となる信楽とは、一体どこにあるのか。
先ほどちらっと触れましたが、信楽は滋賀県甲賀市にある町です。
昔から陶芸が盛んで焼き物の町として認知されてきました。
信楽は特に滋賀県の中でも人気の観光スポットで、他にも「MIHO MUSEUM」や「滋賀県立陶芸の森陶芸館」などがあります。
この「信楽」という町は、江戸時代の頃から東海と近畿を結ぶ要所として栄えており、奈良や京都に近い位置にあることからも、陶芸の町として認知されるようになりました。
ちなみに、信楽駅にはホームにずらりとたぬきたちが並んでお出迎えしてくれているので、電車で行くのも楽しいかもしれません。
また、滋賀県甲賀市にある信楽町はたぬきなどの陶芸以外でも有名なものがあるのを知っていますか?
次は、そんなたぬきの他にも有名な、信楽ならではのものをご紹介します。
信楽にはたぬき以外も忍者が有名!
滋賀県甲賀市に位置している信楽ですが、「甲賀」と聞いて何か思い浮かぶものはありませんか?
・・・そう、甲賀といえば『忍者』!
滋賀県甲賀市信楽町では、たぬき以外でも忍者が有名なのです。
信楽エリアの観光スポットには「甲賀の里忍者村」などもあり、信楽高原鉄道では「忍びトレイン」なる忍者列車が走っているのだとか。
そして、信楽のたぬきたちにも忍者仕様のかわい子ちゃんたちがいますので、信楽に訪れた際にはお土産に忍者たぬきたちをチョイスするのもいいかもしれません。
忍者たぬき・・・かわいすぎます(笑)
信楽の町は魅力あふれる場所がいっぱいありますね!
たぬきや忍者で有名な信楽ですが、今回ドラマ「スカーレット」での舞台にもなっていますので、これから観光スポットは今まで以上に賑わうのではないでしょうか。
まとめ
戸田恵梨香が主演を務めるNHK朝ドラ「スカーレット」の舞台になっている、信楽や信楽焼についてまとめてみました!
かわいいたぬきたちに癒された方も多いでしょうが、ドラマの作品中でも信楽焼のたぬきたちが登場すると思いますので、ぜひその辺にも注目してもらいたいと思います。
奥深い歴史を持つ信楽焼が登場するドラマ「スカーレット」、信楽の地でどんなストーリーを展開してくのか非常に楽しみですね。